JCMVP観察していた日記

my thoughts to JCMVP

ついにCMVPとJCMVPが相互認証だよ!やったね!

プレス発表IPAと米国NIST、暗号モジュール試験及び認証制度の共同認証で合意には正直驚きました。なぜなら、双方にとって全くメリットがないからです。
IPAの方はこれで本当にJCMVPが流行ると思っているのならよほど、脳内は花が咲き誇っているのだと思います。JCMVPをスタートしてとりあえず認証モジュールを増やしたかった時期ならまだしも、今更CMVPと相互認証するメリットはJCMVPにもありません。
JCMVPで認証を取得すればCMVPも!というのなら、最初からCMVPで認証を取得すれば良いだけです。CMVPで認証を取得すればJCMVPも!というベンダはそもそもいないのでは。。。少なくともこのお寒い状況でわざわざJCMVPの認証を取得するメリットは何もないです。

遅すぎ。こんなのより調達基準にすれば良かったのに。
、と思わずにいられません。
そして、これ、CMVPがFIPS 140-3に移行したらどうするのでしょう。ISOが更新されるまでの時間はどうやって過ごすのでしょう。いつまで経ってもFIPS 140-3が制定されないから問題ないのでしょうか。

国としてどうすべきなのか、の視点がまったく欠けている終わっている制度、それがJCMVPの今ではないでしょうか。
あ、JCMVPはIPA登録商標らしいです。