JCMVP観察していた日記

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FIPS 140-3ってどうなってるの?

いっこうに話が聞こえないFIPS 140-3ですが、様々な思惑があるかと思います。試験機関のなかでの主権争い、どこまでを要件化するのか、そしてメジャーなベンダー間での争いです。
一時期あった140-3のドラフトでは、DPA/SPAへの耐性も必須になる、ということで、特許を持っている企業の鼻息荒くなったりしていましたが、スマートカードみたいなsingle chipのモジュールはまだしも、multi chipのモジュールはどのようにこれを確認するの?と大きな議論になりました。その後、FIPS 140-3はめでたく暗誦に乗り上げ、そしてそのまま…。

一部の話では、19790を更新して、それを140-3に落とし込むという話もあり、それを裏付けるようなPDFが僅かな期間だけ掲載されていましたが、それもすぐに取り下げられたのが現実です。えーと、FIPS 140-3はきっと日の目を見ず、東京オリンピックくらいまではFIPS 140-2は現役なのでしょうね。