JCMVP観察していた日記

my thoughts to JCMVP

2013 年度 暗号技術活用委員会活動計画(案)について

http://www.cryptrec.go.jp/report/c13_kentou_giji01_4.pdf
を読んでいるとガッカリする。

2012 年度の暗号技術の利用状況に係る調査結 果からは、旧電子政府推奨暗号リスト策定から 10 年経過していたにもかかわらず、同リストに掲載さ
れていた国産の暗号アルゴリズムの普及がほとんど進んでいない実態も明らかとなった。

まるで他人事。10年間何やってたの?なんで普及しなかったか考えなかったのかな。

そのため、本委員会では、「暗号政策上の課題の構造」や「暗号と産業競争力の関連性」などの課題 に対する分析について約 2 年間の集中審議期間を設けることにより、暗号アルゴリズムの普及促進や セキュリティ産業の競争力強化に向けた障壁が何かを明らかにするとともに、その解決策を取りまと める。

うぅんと、凄い単純だと思うのですが。国策の暗号アルゴリズムを使うメリットが無いのが一番の問題でしょ。JCMVPの認証モジュールリストを見てみれば直ぐ分かると思うのですが。どこかのストリーム暗号を作ったベンダーの暗号モジュールの共通暗号にAESしか使われていない理由を考えたことはないのでしょうか。
もう少しビジネスを考えられる人がCRYPTRECなり、IPAなりに必要だと強く思います。